【感想】また、同じ夢を見ていた

一般文芸

こんにちは!今回は、『また、同じ夢を見ていた』の感想を書き綴っていきたいと思います。今回はいつものように作品紹介ではなく、純粋に感想オンリーとなっています。作品情報などは一切ございませんのでご容赦ください。

まえおき(?)

僕がこの本に出会ったのは中学3年生のときだったと思います。その意味有りげなタイトルに惹かれて借りました。作者の住野よるさんといえば、「君の膵臓をたべたい」などで有名ですが、当時の僕は「キミスイ」を読んだことがなかったので初めて読む住野よるさんの作品でした。

この本を読んで、住野よるさんのファンになったと思います。

なぜ初めて読んでから数年経った今になって感想を書こうと思ったのか。それは、最近また読み返してこのときの気持ちをどこかに残しておきたいなと思ったからです。なので、この記事もほぼ自分用に書いているようなものです。

感想

最初に一つ言いたいのは、この本を初めて読んでから数年経って、他の住野よるさんの作品も多く読んでもなおこの「また、同じ夢を見ていた」が住野よるさんの作品で一番好きだということです。

あとから「キミスイ」も読みましたが、あの作品を書いた後にこんなにも面白い小説を書けるというのはもの凄いことだなと感じました。

リスカを繰り返す女子高生、アバズレさんと言われている女性、おばあちゃん。そして主人公の女の子・小柳奈ノ花。どの登場人物も本当に魅力的で、全員を好きになりました。

何よりも好きなのは、この物語が「幸せとは何か」という問いを中心に展開されていくところです。なんだか哲学チックで、難しく考えそうなこの問いにそれぞれが別々の答えを出していく姿には感動しました。

日々を生きていれば、忘れそうになること。でもよく考えれば、みんな幸せになりたいからいろんなことに頑張れると思います。「幸せとは何か」という問いも凄い大切なことで、だからこそこの小説が面白かったんだと思います。

この物語に出てくる、女子高生の南さん、アバズレさん、おばあちゃん、そして主人公の菜ノ花は同一人物というオチです。

最初にこの本を読んだときにはそれに気づかなくて、2回目読んだときに気づいて衝撃を受けました笑。早く気づけよって感じですが笑。

当時、結構純情な中学生だった僕は、アバズレという意味も、アバズレさんがやっている季節を売る仕事という意味もわかりませんでした。今になってもう一度読むと意味も分かりさらに面白かったですね。

まとめ

この小説を読み終わると、いつも「人生とは〜」が口癖になっています笑。

住野よるさんの小説を読むたびに、うわぁ、センスえっぐいなぁってなります。同じ人間のはずなのにあのアイデアは、一体どこから湧いてくるのか知りたいですね。

最後に


現在Twitterで100日チャレンジというものをしています。その名の通り100日連続で記事を投稿するというチャレンジです。記事をSNSなどで拡散してくださるととても嬉しいです。ちなみにこの記事で80日目です。

応援よろしくお願いします。

ここまで読んでくださりありがとうございました。それではまた次の記事でっ!

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